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カテゴリー: 症例集

2016.04.13更新

頻尿 血尿 猫 会陰尿道造瘻術 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回の症例は9歳の男の子の猫ちゃんです。
数年前から尿道閉塞を繰り返しているとのことでした。尿路結石用の処方食をしっかり食べているのですが、お外にも行ってしまう猫ちゃんであり、再発を繰り返しているようです。
今回は包皮が著しく腫れていて、陰茎も同様に酷く腫れていました。自分で舐めてしまったのか、あるいは過去に何度も尿道カテーテル処置をされているせいなのか、いずれにせよ外尿道口は確認困難で、尿がポタポタ滴下するだけでした。

プラスチック製のカテーテルをなんとか通して貯まっていた尿を排尿させて膀胱を洗浄しました。
治療としては、これ以上陰茎を舐め壊さないようにエリザベスカラーをつけて完全室内飼いにして、腫れを引かすお薬を投与してみることになりました。

三日後やはり尿はポタポタとしか出ず、包皮・陰茎の腫れは全く改善ありませんでした。
飼い主様と相談して、内科療法では全く改善しないので手術することになりました。
手術(会陰尿道造瘻術)は著しく腫れてしまって尿道閉塞の原因となっている陰茎先端を切除して、広い尿道をお尻に開口させ尿道閉塞再発を防止るという方法です。

手術によって、3mmを超える太いカテーテルが容易に入るようになります、しかし尿を垂れ流すことにはなりません、自分の意思でしっかり排尿できます。数日間カテーテルを入れっぱなしにするため入院となりますが、今後は尿道閉塞が再発することはなくなります。

男の子の猫ちゃんの尿道閉塞はとても多い病気です。適切な生活環境と徹底した食事療法により、一般的には内科療法で再発防止が可能です。しかしながら、大きな結石で尿道が完全に閉塞している場合や今回のように尿道の損傷が著しい場合やお外に出てしまって食事管理や生活環境管理が困難な場合は、このような手術で再発を防止することも一つの手段です。

猫 会陰尿道増瘻術 入院から退院までの費用総額 12〜15万円前後

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

シマリス 腹腔内腫瘍

今回は7歳のシマリスさんの巨大腹腔内腫瘍の症例です。
シマリスさんは本来、本院の診察対象動物ではありませんが、他に診てくれるところが無いとのことで来院しました。

症状は陰茎が包皮から出っぱなしで戻らない とのことでした。
一般的に包皮内にバイ菌などが入って感染したりすることで起きます。シマリスさんは本来お利口に診察させてくれる動物ではありませんが、今回のこのシマリスさんは全く抵抗せずに診察させてくれました。
これは陰茎が出っぱなしというだけではなく、何か重大な全身疾患を抱えている可能性がありますので、後日詳しく調べてみたら、お腹の中に水が貯まっており、巨大な腫瘤が確認されました。年齢的にも腫瘤は癌である可能性が高く、治療としては摘出するか否かということになります。

ウサギ・ハムスターなどの小型動物は、癌に対して点滴抗癌剤や放射線療法などは非現実的であり、実際はリスクは高いが外科手術によって摘出するか?あるいは免疫増強剤などで癌と供に生きていくか?の選択になります。

人間や犬猫であれば、麻酔前にしっかり血液検査して、麻酔中も血圧などの生体情報を詳しくチェックして安全に麻酔は行われますが、ハムスター位の小型動物になると麻酔前の血液検査も困難ですし、麻酔中の生体管理も限界があり、麻酔も単純にマスクによるガス麻酔になります。ですので外科手術は症例によってはかなりリスクの高いものになります。
ハムスター以下の小型動物では動物の年齢、全身状態、無治療の場合の生活の質、手術の難易度などにより飼い主様と相談して手術に挑むかどうか決めることになります。

今回は超音波検査で腎臓や肝臓などの各種臓器にくっついている所見は無く、摘出は可能と思われました。しかし全身状態があまり良くないのでリスクの高い手術になります。
そして今回は飼い主様と相談して手術に挑むことになりました。

(お腹の中の腫瘤が左脇腹に白い塊として見えています。)

(腫瘤の全貌が見えます)

(無事に摘出できました!)

(腫瘤は病理検査の結果、精巣の癌であることがわかりました)

今回は無事に手術が成功し、傷口舐めないようにエリザベスカラーをつけてその日のうちに退院しました。陰茎の突出も無くなりました。腫瘤は検査の結果、精巣の癌であることがわかりました、手術後抗癌剤もできない小型動物なので今後はアガリクス配合フードなどで免疫力を高めて生活するようになります。

ハムスター以下の小型動物はその体の小ささから思うように治療できないことが多くあります。
無謀な手術をすることは出来ませんが、しかし麻酔のリスクを過剰に恐れても完治の機会を逃してしまいます。小型動物でも可能な限り検査して、飼い主様と相談して治療の方向性を決めることが大切です。

シマリス 腹腔内腫瘍 費用総額5〜6万円

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

歯石除去 犬 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回は歯石除去の紹介です。
加齢とともに蓄積していく歯垢・歯石は歯肉に炎症反応を起こし歯肉炎へと進行していきます、放置しておくと、歯が抜け落ちてしまい最悪の場合流動食しか食べられなくなることもあります。衛生的な口腔内環境を保つことでワンちゃんの口臭も無くなり、いつまでも美味しく歯応えのあるものが食べられるようになります。

一度付いてしまった歯石を除去して口臭を無くすには、奥歯の裏や歯周ポケットまで綺麗に磨く必要があります。奥歯の裏や歯周ポケットまで磨くには無麻酔ではまず不可能です。

歯石除去のbefore afterです。

お気軽にご相談ください。

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

血尿 子宮 癌 ウサギ 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回はウサギさん(女の子)です

元気食欲はあるけど血尿とのことでした。
ウサギさんは食事中の色素により、正常でも赤い尿をすることがあるので、まずは出血による赤い尿か?あるいは食事による赤い尿なのか?の鑑別が必要です。
今回は尿検査により出血による赤い尿であることがわかりました。前回のように結石の可能性もあります、単純な膀胱炎でしょうか?しかしお年の女の子のウサギさんでは泌尿器由来ではなくて生殖器(子宮)由来の血尿が多く起きることが知られています。
女の子のウサギさんは子宮の癌が非常に多いことが報告されています。避妊手術をしないでお年をとっていくと、実に3~4頭に1頭の割合で子宮癌になるという報告もあるくらいです。
今回も避妊手術をしていないので子宮由来の出血を疑って検査しました。

お腹の中に白い陰が認められ、腸が圧迫されています。白い陰は悪性腫瘍のカルシウム沈着の可能性があります。さらに超音波検査でお腹の中に液体の貯留及び大きな塊が確認されました。
検査の結果やはり子宮腺癌の可能性が極めて高いので摘出手術をすることになりました。
麻酔前血液検査で出血による貧血も認められないので手術になりました。

  全身麻酔下でお腹を切開したところお腹の中には液体が貯留しており、大きくなった子宮は一部既に破裂していました。破れた子宮から癌細胞・子宮内容物がお腹の中に漏れ出て腹膜炎になりかけていたようです。お腹の膜に1ヶ所しこりを見つけました。これは転移かもしれないので、しっかり切除しました。癌細胞がお腹の中に散っている可能性が高いのでお腹の中を洗浄して無事手術を終了しました。その日の夜には少しずつ食べるようになってきました。

摘出した子宮とお腹の膜の一部は検査センターに送りました。
食欲も出てきたので一泊入院して次の日の午前中に退院しました。
検査の結果はやはり子宮は癌でしたが、お腹の膜は転移ではなく腹膜炎の徴候でした。
ウサギの子宮腺癌は避妊手術をしていない高齢のウサギさんに好発します。比較的成長の遅い腫瘍ですが、放置すれば腸の圧迫による食欲不振、内蔵や肺への転移によりやがては衰弱して命を奪います。
人間や犬猫と違い抗癌剤はウサギさんでは非現実的です。今回の症例も今後は転移の定期チェックと自分の免疫力を高める食事療法などが治療のメインになってきます。
また、ウサギさんは草食獣なので病気の末期になるまで食欲は落ちない子が多いです。食欲があるからといって様子を見ていると手遅れになることもあります。今回の症例も既に子宮は破裂しており、危険な状態でした、でも食欲は落ちていませんでした。異常を感じたら様子を見ずに受診するようにしましょう。

ウサギ 子宮腺癌 入院から退院までの費用総額 8〜10万円

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

頻尿 血尿 膀胱結石 犬 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

結石とは食事や飲み水から摂取されたカルシウムなどのミネラル成分が尿中で集まって石になったものです。腎臓や尿管、膀胱などに石が形成されます。
原因としては膀胱炎などの感染により尿の状態が変わり結石が形成されやすくなる場合。
水を飲む量が減って尿が濃くなって結石が形成される場合。
食事中に含まれるミネラル量が多すぎて結石が形成される場合、その他ホルモンバランスの乱れや肝障害などでも形成されやすくなることがあります。
症状は頻尿・血尿・排尿困難・腹痛などです。

症例は2歳と比較的若い女の子のワンちゃんです。頻尿血尿で来院しました。
元気や食欲は良好でした。腹部の触診にて違和感を訴えたため、詳しく調べてみました。


単純レントゲン写真で矢印で示すように膀胱内に結石が二つ確認されました。尿検査で感染を強く疑う所見は認められなかったので、今回は食事によるものが原因かもしれません。
結石の種類によっては食事療法で融ける石もありますが、症状が顕著で、これほど大きい石は手術の対症になります。
麻酔前血液検査も問題なかったので、手術を実施しました。

全身麻酔でお腹を切開して膀胱を切開して、無事に結石摘出できました。膀胱とお腹の中を洗浄して手術終了です。1cm程の石を2ヶ摘出しました(1ヶは成分分析のために検査センターへ)。
尿道カテーテルを設置して4~5日間入院し、一週間後に抜糸になります。
検査センターからの成分分析の結果、食事療法で再発を防ぐことが可能な石であることがわかりました。
今後このワンちゃんは長期にわたり原因ミネラルを制御した処方食生活です。おやつなどは当面禁止になります。

このような結石は膀胱に形成された場合は比較的大掛かりなことにはなりませんが、腎臓や尿管に形成された場合は手術の難易度も上がります。放置すると腎臓病や排尿困難で死に至ることもあります。
血尿・頻尿・排尿困難は普段のトイレの様子を観察することで症状を把握できると思います。
注意して観てみましょう。

小型犬 膀胱結石摘出 入院から退院までの費用総額 10〜12万円前後(結石の数や大きさによる)

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

指 しこり できもの 腫瘍 犬 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回は大型犬の指の間の水かきに出来た腫瘍です。前足の指の間にしこりがあるとのことで来院されました。しこりの大きさは1cm足らずでした。

小さいしこりですが触ると固く、明らかに腫瘍であろうと思われました。針を刺して細胞を採取して調べたところ、腫瘍であることが確認されたので後日摘出することになりました。


悪性腫瘍の可能性もあるので、根治を目的として腫瘍ギリギリではなく正常なところも含め広範囲に切除しました。


手術後です。 指の間及び裏のパッドの間は不衛生になりがちなのでテーピングをしてこまめに消毒が必要になります。


2週間くらいで抜糸しました。 腫瘍の検査結果は良性の腫瘍でした。良性なので転移の心配はありませんが、良性でも腫瘍は腫瘍なので再発の心配はあります。幸い検査の結果は完全に切除できているとのことでした。

今回は小さな腫瘍で手術も特に大変なものではありませんでした。
今回の症例で特筆すべき点は なによりも飼い主さんの観察力です。30kgを超える大型犬の指の間の1cm足らずのしこりを発見できたのは飼い主さんが注意深く観察し体の隅々まで触っていたからでしょう。画像は毛を刈った後の画像なのでわかりやすいのですが、毛を刈る前は注意深く触らないと発見できなかったことでしょう。発見が遅れていれば、指ごと切除しないと完全切除は難しかったかもしれません。
私も今後は日頃からもっともっと注意深く動物達に触るようにしないといけないなと教えられた症例でした。

犬 指間腫瘍切除手術 基本的に日帰り 費用総額 3〜5万円

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

血尿 腎結石 尿管結石 膀胱結石 猫 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回の症例は猫ちゃんの泌尿器結石症です。猫ちゃんの結石症は下部尿路疾患として膀胱と尿道が一般的ですが、今回はその上部にある尿管と腎臓にも結石が認められました。
結石生成の原因として下部尿路結石の場合はストレスやバイ菌感染が原因で結石が生成されやすくなりますが、上部泌尿器の場合は体質的なものがほとんどです。
今回は膀胱にも結石が存在したため、頻尿や血尿といった症状がありましたが、単純な腎結石のみではあまり症状を示さないこともまれにあります。また生成される結石の種類も下部と上部では異なります。下部尿路結石は食事療法で溶かせる結石がほとんどですが、上部泌尿器の場合は残念ながらほとんどが食事療法では融けないタイプの結石です。


腎臓尿管に結石が認められたら治療法もよく考えなくてはなりません。結石による痛みや血尿が激しい場合は結石を摘出する手術かあるいはすでに腎臓が機能していない状態ならば腎臓尿管摘出手術ということになります。しかも今回は両方の腎臓に結石が認められます。


血液検査や造影レントゲンや超音波検査を用いて腎臓の状態を詳細に評価して方針を決めます。


今回は超音波検査で、尿管に結石が存在するために尿を膀胱に送れないため腎臓内に尿溜まり(腎盂拡張)が認められました。これを放置しておくと尿溜まりが広がり水腎症(腎臓が全く機能しない状態)になってしまうため、尿管結石と膀胱結石を摘出することにしました。腎結石は摘出しません。猫ちゃんは腎臓が小さいので腎臓を切って結石を摘出することによる腎機能障害の方がリスクが高いので腎結石は経過観察になります。腎結石は小さな物であれば腎臓に留まっていればそれほど悪さをしません。


左の尿管が右の尿管に比べて全長にわたり赤く腫れています。これは恐らく膀胱内にあった結石は、膀胱で生成されたのではなく、腎臓で生成されて、なんとか尿管を通り膀胱に落ちたものと考えられます。その過程で尿管が全長にわたり障害されたのでしょう。


無事に尿管結石と膀胱結石を摘出しました。あとは障害されていた尿管がうまく機能してくれるのを祈るのみです。腎結石は終生にわたり存在し続けるでしょう、これ以上腎結石が大きくならないように食事療法が必要になります。

定期的な超音波検査で腎臓の尿溜まりも解消されているのが確認されました。軽度で早期手術すれば腎盂拡張も元に戻ります。今後は終生にわたる処方食や定期検診で腎結石を観察していく必要があります。

実際の手術では写真のようにレントゲンでは写らない砂利状の尿管結石が存在することがよくあります。尿管の奥の方に砂利が複数詰まっている事もよくあります。そのような場合は尿管を切除し膀胱に移植したり、尿管を腹壁に開口させたりと、結石と尿管の様子によりその場で術式を変更する事も良くあります。腎臓摘出や尿管ステント設置、尿管に大量の砂利があり使い物にならない時はバイパス手術に変更したりします。このように猫の尿管結石/腎結石の手術は極めて難易度の高い手術となり、手術時間が3時間を超えることもあります。

猫 腎結石 尿管結石 膀胱結石 摘出手術 入院から退院まで(だいたい7〜14日)費用総額20〜25万円

(単純な1箇所の尿管切開は18万円ほどですが、両側複数箇所だったり、尿管切除膀胱への尿管移植術、ステント設置やバイパス手術が必要な場合は25〜30万円ほどになります)

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

口が痛い よだれ 口内炎 完治 猫 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回は猫さんの口内炎(口腔粘膜炎・歯肉炎・舌炎などを含む)です。
猫さんの口内炎はバイ菌感染やカビの感染、猫エイズ白血病ウイルス感染による免疫力低下などが基礎になって起きます。症状としては口の中の粘膜が真っ赤な炎症を起こし、痛みから食欲不振になり、悪臭あるヨダレを垂らし、口周囲がひどく汚れます。一度口内炎になると自然治癒することは稀で、ほとんどが慢性経過をたどり終生にわたり症状を示します。
治療法は内科療法として抗生物質や消炎鎮痛剤やステロイド投与やレーザー照射などで痛みを抑える方法が主流ですが、しかしながら根本的な治療ではなく症状を抑えるだけの治療なので、終生にわたる治療が必要になります。外科療法では歯石除去や原因となっている歯を抜く方法がありますが、あまり完治に至らず痛みが残ることがしばしばです。
今回は完治を目的として歯を抜いた後に感染の及んでいる顎の骨を削り、炎症を起こしている歯肉を切除して綺麗な粘膜で縫い合わせる手術を実施しました。


痛みで舌が出っ放しで食べたくても食べれず、悪臭あるヨダレにより口周囲が汚れています。
痛くて食べれないというのは見ていてとてもかわいそうです。表情も暗いです。


歯石が重度に付着し、激しい歯肉炎を起こしています。


原因の歯を全て抜歯し、炎症を起こしていた歯肉を切除して、感染を起こしている顎の骨をドリルで削りました。


綺麗な粘膜で縫合します。歯が全て無くなりますが、猫さんは本来は肉食獣なのでゴハンをすり潰して食べるということをしないので歯が無くなっても上手に飲み食い出来ます。


症例の一ヶ月後です、舌も引っ込み、ヨダレも止まり、表情も明るくなりました。おいしいご飯をバクバク食べます。痛み止めの投薬も必要ありません。生活の質は著しく向上します。

この手術後は食道チューブを設置して3~5日カテーテルで流動食を飲む生活をします。6日目位から自分の口で食べれるようになります。自分の口でバクバク食べれるようになったら食道チューブを外します。顎上下左右4カ所の手術になりますので手術時間も長くなりますが、この手術により長期にわたる痛みやヨダレ、飲み薬から解放され快適な生活が送れるようになります。歯は無くなりますがいつも通りのカリカリご飯も食べられます、口内炎の完治です。

猫 口内炎 全額抜歯 顎骨切削 食道チューブ設置 入院から退院まで(だいたい5〜10日)費用総額6〜10万円(抜歯の本数、チューブ設置の有無、入院日数による)

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

うしろあし ビッコ レッグペルテス 大腿骨頭切除術 犬 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

レッグペルテス(大腿骨頭虚血壊死)とは大腿骨(太ももの骨)の骨盤側の先端が血行障害を起こし壊死してしまう病気で、
主に10kg以下の小型犬の若い子(1才未満)に発生します。血行障害が起きる原因はいくつかの説が提唱されていますが、はっきりとは判っていません。また遺伝が関与しているとも言われています。
後ろ足の痛みや跛行(びっこ)が主症状で、1~2ヶ月かけてゆっくり進行します。放置していると筋肉が衰えて跛行が永続的に続くことになります。
治療法は消炎鎮痛剤などの内科療法で一時的に痛みを緩和させて跛行も改善させることが可能ですが、投薬が切れると跛行や痛みは再発します。一度壊死してしまった骨は再生しません、決定的な治療は変性壊死した大腿骨の頭を切除する手術となります。

今回の症例は大腿骨の頭の変性が重度であり、発症してから少し日数が経過していたため健康な側に比べ筋肉の衰えも顕著です。


このように変性した部分を切除して、骨盤側も少し削りました。
骨が無くなって歩けるのか!?と思いますが、切除してできた空間には結合組織が入り込み、その周囲を筋肉が支え関節を保持するので小型犬であれば通常通りの歩行が可能となります。しかし手術後は直ぐに通常の歩行には戻れません、衰えてしまった筋肉が元に戻るまでには2~3ヶ月以上か半年位かかります。
このような疾患の場合は手術よりもその後のリハビリの方が長期にわたるので大変だと感じます。筋肉が衰える前に手術をした方が当然運動能力回復も早いです。すこしの跛行だからといって様子を見てても改善無ければなるべく早いうちに受診しましょう。

小型犬 レッグペルテス 大腿骨頭切除術 入院から退院まで(3〜7日入院)費用総額15〜18万円

投稿者:アプリコット動物病院

2016.04.13更新

臭い鼻水 クシャミ 口腔鼻腔瘻 犬 習志野市 津田沼 アプリコット動物病院

今回は口腔鼻腔瘻という病気です。
症例はMダックスさんで症状は長期間続いているクシャミと悪臭を伴う鼻水です。
クシャミや鼻水という症状でしたら、単純なバイ菌感染による鼻炎や鼻のダニや異物、鼻の中の癌、免疫性の鼻炎など様々な原因が考えられますが、今回のクシャミ鼻水の原因は鼻の中ではなく口の中にありました。


口を開けてみると歯茎にポッカリ穴が開いています。どうやら他院で虫歯を抜いたらしいのですが、その後抜いた穴が閉じずに開きっぱなしになっていたようです。このように穴があいていると食べたゴハンが穴を通じて鼻の中に入ってしまって鼻炎を起こしてしまいます、またそのゴハンが鼻の中で腐敗して悪臭のある鼻汁としてクシャミにより排泄されます。このように口と鼻を貫通する穴が開いている状況を口腔鼻腔瘻と言います。ワンちゃんの犬歯は根っこが奥深いため虫歯によって歯肉が減退するとやがて鼻に貫通する穴を形成してしまいます。ちなみにこの子は左の犬歯もグラグラして抜け落ちる寸前でしたので両方同時に手術しました。


治療は穴を塞げばいいのですが、長期間経過した穴は単純に糸で縫っただけでは必ず再び開いてしまいます。穴の周囲を切り広げて新鮮なキズを形成してその後縫合します。(写真は穴を広げて鼻の中の粘膜を観察しています)


こんな感じでクチビルの内側の粘膜を利用して穴を閉じます。糸は融けて消える糸を使用しますので抜糸は必要ありません。


手術から3ヶ月後です、使用した糸も融けてなくなり、左右ともに綺麗な口腔粘膜が再生しています。
不快なクシャミ鼻水も手術後から無くなって、ワンちゃんも飼い主様も快適に過ごせています。

クシャミ鼻水というと鼻が原因と思われますが、このように口の中の虫歯が原因で起こることもあります。
最近では歯石予防の処方食以外にも歯石除去スプレーなど様々な口腔ケア用品があります。その子その子に適した予防法を定期的に実施して虫歯を防ぎましょう。

犬 口腔鼻腔瘻閉鎖手術 日帰りもしくは1泊入院 費用総額4〜6万円(穴の大きさによります)

投稿者:アプリコット動物病院